ロサンゼルス – 2022年2月7日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)のAGM-88G射程延伸型先進対レーダー放射ミサイル(AARGM-ER)が2回目の実射に成功しました。1月21日、カリフォルニア州南部沖のポイント・マグー射場において、米海軍のF/A-18スーパーホーネット戦闘機から発射されました。AARGM-ERミサイルは実射試験の想定に従って、射場内のサン・ニコラス島に設置された地上配備型エミッターの標的と交戦しより長い射程距離を飛翔しました。

Advanced Anti-Radiation Guided Missile Extended Range Completes Second Successful Missile Live Fire - Japan
カリフォルニア州ポイント・マグー射場での先日の試験において米海軍のF/A-18スーパーホーネット戦闘機から成功裡に発射されるAARGM-ER(写真提供:米海軍)

米海軍のDirect Time Sensitive Strike(PMA-242)のプログラム・マネージャーであるA.C.ダトゥコ大佐は次のように述べています。 「2回目の実射試験によって、延伸射程から地上配備型防空レーダーシステムを探知・識別し、位置を特定して撃破するAARGM-ERの能力が実証されました。米政府と開発企業のチームによる比類ない努力を通して、人員を危険に晒すことなく、敵の高度な防空システムを制圧する能力の提供にさらに一歩近づきました。」

2021年9月にマイルストーンC決定(低率初期生産(LRIP)の承認)を達成してから、AARGM-ERの主契約者であるノースロップ・グラマン社はこの必須とされる戦闘能力の開発のための企業チームを主導し続けてきました。現在ノースロップ・グラマン社は2023年の初期運用能力(IOC)獲得に向けてAARGM-ERの生産・引き渡しを行う契約を執行しています。2021年12月には、AARGM-ERの第2期LRIPのための4560万ドルの契約を獲得しました。

AARGM-ERはハイパフォーマンスを発揮する新しいミサイル形状、固体ロケットモーター推進システムと弾頭に加え、現行の高性能AARGMミサイルのセンサー、電子機器、デジタルモデルを活用して開発されています。

ノースロップ ・グラマン社のバイス・プレジデント兼ノースロップ ・グラマン・ディフェンス・システムズのプレジデントであるメアリー・ペトリジンは次のように述べています。「AARGM-ERは変遷する脅威に対して米海軍を優位に立たせる能力を提供します。今回の実射試験は、ミサイルを発射する人員が十分安全な距離から、長距離にある脅威を正確かつ確実に撃破できるAARGM-ERの重要な能力を実証したのです。」

AARGM-ERは、米海軍のF/A-18E/Fスーパーホーネット及びEA-18Gグラウラー、そしてF-35A/B/Cで運用されます。

ノースロップ・グラマン社について 

ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。