ハンツビル(アラバマ州) – 2022年1月4日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は12月23日に統合ミサイル防空(IAMD)戦闘指揮システム(IBCS)の低率初期生産及び量産契約を米陸軍から受注しました。これは十億ドル(約千億円)以上の5ヶ年契約となります。
ノースロップ・グラマン社のバイス・プレジデント兼ノースロップ・グラマン・ディフェンス・システムズのプレジデントであるメアリー・ペトリジンは、次のように述べています。「IBCSは刻々と変化し続ける戦闘環境に対応するため米陸軍が打ち出したミサイル防空の近代化戦略の中核です。我々は米陸軍との緊密な協力の下、オール・ドメイン指揮統制能力を構築するためにIBCSのアーキテクチャを活用していくことを楽しみにしています。」
この契約のもとで、ノースロップ・グラマンは米軍及び海外有償軍事援助(FMS)を通じて同盟国軍向けにIBCSを生産・納入し、プロダクト・エンジニアリングとロジスティクス・サポートを提供することになります。
高い抗堪性、オープン・アーキテクチャ、モジュラー構成そして拡張性を特徴とするIBCSの設計は、戦闘空間に展開する様々なアセットをその製造元、軍種、ドメインによらず全て統合することを可能にします。これにより現有及び今後取得する各種アセットを最も効率的かつ経済的に統合していきます。IBCSは既に多くの実射試験を成功させており、多軍種のセンサデータ及びエフェクタを連接、融合し、JADC2(ジョイント・オール・ドメインC2)の能力を実証してきました。
ノースロップ・グラマンが米陸軍に最初のIBCSを引き渡して以来、IBCSプログラムはハードウェア・イン・ザ・ループで広範な環境、実射、開発試験を実施し、多くの統合演習や陸軍演習に参加してきました。今回の選定は、最近実施された多軍種のマルチドメインシステムを統合する実射試験と、リミテッド・ユーザー・テストの成功に基づきIBCSの低率初期生産を開始するとの米国防省の決定に続くものとなります。
ノースロップ・グラマン社について
ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。