レドンドビーチ(カルフォルニア州)– 2022年3月1日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)とBall Aerospace社は、米宇宙軍の次世代OPIR (Next Generation Overhead Persistent Infrared Polar)プログラム(NGP)のため2つのミッション・ペイロードを設計・開発します。

ノースロップ・グラマン社のOPIR及び地理空間システム担当バイス・プレジデントであるサラ・ウィロビーは次のように述べています。「NGPは既に確立されているノースロップ・グラマン社のミサイル警戒・防衛の経験と、Ball Aerospace社の持つ光学センサーとミッション・データ処理の専門技術を結合するものです。我々のチームが提供するNGPのソリューションにより、襲来する脅威から北半球(特に非常に重要な北極圏)を防衛するための継続的なカバレッジが確保されます。」
ノースロップ・グラマン社は2020年5月にNGPプログラム第1フェーズの契約(23億7千万ドル(約2730億円))を米宇宙軍から獲得しました。ノースロップ・グラマン社とBall Aerospaceは、カリフォルニア州アズサにあるノースロップ・グラマンの施設で2機のNGP衛星用のセンサー・ペイロードを設計・開発し、システム・エンジニアリングの実施、フライト・ハードウエアと地上システムの設計・開発とともに、クリティカル・デザイン・レビューのためのリスク軽減措置も実施します。
長楕円軌道を周回する2機の衛星には、弾道ミサイルと極超音速ミサイルを探知・追跡するための赤外線センサーのほか、意思決定者による襲来する脅威の赤外線熱源シグネチャー識別を可能とする、ミッション・データを地上に送信する強化された通信システムが搭載予定です。また、対宇宙攻撃やサイバー攻撃からの脆弱性を減少させるレジリエンス機能も搭載されます。
ノースロップ・グラマン社について
ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。