カルフォルニア州レドンドビーチ – 2022年6月14 日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、米軍をサポートする多数展開低軌道(pLEO)衛星コンステレーションに使用される安全なネットワーク・レーザー通信の地上デモンストレーションに成功しました。

宇宙開発庁(SDA)の高官向けに行われたこのデモンストレーションによって、商用に開発されたレーザー通信と米国政府の安全な暗号化ハードウェアとの互換性が確証されました。またこれによって、SDAのTransport and Tracking Programsを含む、ノースロップ・グラマンが手がける将来多数展開宇宙クロスリンク通信プログラムにとってのベースラインも提供されました。
ノースロップ・グラマンの戦略宇宙システム部門の通信システム担当バイス・プレジデントであるブレイク・ブロックは次のように述べています。「私たちはこのデモンストレーションに尽力してきました。なぜなら大きなリスクは開発の初期段階で減らしておきたかったからです。我々のチームはスピードを重視しました。そしてこのコンステレーションのプロトタイプのテストのためにノースロップ・グラマン独自のミッションに関する知見を投入するとともに、Mynaric社や Innoflight社のような新興の商用サプライヤーの利点を最大限に活用しました。」
ノースロップ・グラマンは宇宙でのレーザー通信において、Mynaric社を戦略的サプライヤーとして選定し、またノースロップ・グラマンの暗号化・暗号解読、その他の重要なアーキテクチャのためにInnoflight社を選定しました。
米国防総省が統合軍の連接を一層推進するなかで、ノースロップ・グラマンは安全なグローバル通信の接続の提供において非常に重要な役割を担うことを目指しています。統合軍の連接を推進するとの目標の実現に向けてのもう一つのステップとして、4月に発表したAT&T社と行う5Gデジタル戦場ネットワークの共同研究・開発があります。
Innoflight社は2004年に設立された新しい防衛関連企業で、通信&ネットワーク・ソリューション、サイバーセキュリティ・ソリューション、プロセシング、データストレージ&ペイロード・インターフェイス・エレクトロニクス・ソリューション、バス&ペイロード統合アビオニクス・ソリューションといった、最新の宇宙アビオニクスを提供しています。Innoflight社の中核的なコンピテンシーは、最新の商用既製品を革新的な形で実装することを通して設計された安全なC4システム(指揮、統制、通信、コンピュータ)にあります。それはモジュラー構成で、高いパフォーマンスを発揮し、しかし比較的安価なSize Weight and Powerシステムという形で結実しています。Innoflight社の製品は、部品信頼性分析・テスト、システムレベルでの障害耐性、放射線被曝リスク低減といった自社の厳格な製品管理プロセスによって品質が保証されています。米政府、航空宇宙産業のプライム各社、商用宇宙開発事業者などが顧客です。
Mynaric社(NASDAQ: MYNA) (FRA: M0Y) はレーザー通信分野での大革新をリードしてきた会社で、空中、宇宙、そして移動するアプリケーション用に光学通信の端末装置を製造しています。レーザー通信ネットワークは空からの接続を提供し、それによってワイヤレスの地上、移動中、空中や宇宙にあるアプリケーション間での超高速なデータ通信レートと安全な長距離データ移送が可能になります。Mynaric社はドイツのミュンヘンに本部があり、その他カリフォルニア州ロサンゼルスとワシントンDCにも拠点があります。
ノースロップ・グラマン社について
ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。