サンディエゴ(カリフォルニア州) – 2023年6月15日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)のMQ-4Cトライトンのテストベッド機が、今年のノーザン・エッジ2023演習において持続的な長距離ターゲティング能力を実証しました。アラスカ湾周辺で実施されたこのデモンストレーションにおいて、トライトンは厳しい戦闘環境下における分散型統合海洋作戦を強化し、制海権をさらにサポートする潜在能力を鮮やかに示しました。トライトンは、今年中の初期運用能力(IOC)の獲得に向けて準備が進められています。

Northrop Grumman MQ-4C Triton Flying Test Bed Demonstrates Targeting Capability During Northern Edge 2023
マルチ情報収集無人機であるトライトンは卓越した海洋状況把握を可能とします(写真・イラスト提供:ノースロップ・グラマン)

米海軍の持続的海洋無人機システムのプログラムマネージャーであるジョシュ・ゲール大佐は次のように述べています。「ノーザン・エッジ演習によって、統合軍の即応性と作戦能力が強化されます。トライトンによる非常に重要な長距離ターゲティング能力をテスト・実証することによって、我々は太平洋をはじめとする世界のいかなる地域における緊急事態にも対応し、効果的に作戦行動をとれる確実性を高めることができます。」

トライトンテストベッド機は演習中7日間にわたって複数回の飛行を行いました。テストベッド機の演習シナリオは、堅固な共通状況図を維持する目的での情報のタスキング・収集・処理・利用・配付が中心でした。演習中、テストベッド機はその広大な視野範囲内のすべての艦船の動きを追跡・モニターしました。アンカレッジのエルメンドルフ・リチャードソン統合基地の地上オペレーターはデータを受信すると、トライトンの「ミノトール(Minotaur)」ミッション・インターフェイスを使用して、指揮統制する各部隊にアラスカ湾の海洋共通状況図を処理・配付することができました。

ノースロップ・グラマンのグローバルサーべランス部門担当バイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーのジェーン・ビショップは次のように述べています。「ノーザン・エッジ演習を通して、統合軍は出現しつつある脅威に先んじるためのトライトンのようなプラットフォームを統合することができます。トライトンの卓越した海洋でのマルチ情報収集・監視・偵察・ターゲティング能力やその開発中のテクノロジーをテスト・実証することによって、我々の戦闘部隊は複雑化する環境において勝利する可能性を高めることができるのです。」

この演習では、AI、機械学習、エッジプロセシング、通信の強化に関する現在開発中のトライトンのテクノロジーも広く示されました。

トライトンのノーザン・エッジ演習への参加は、米海軍の持続的海洋無人機システムプログラムオフィス(PMA-262)及びオペレーショナルコマンドとの協力下で行われました。

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