ローリングメドウズ(イリノイ州) – 2024年2月13日 – 電子・光学/赤外線センシング能力と処理能力を大幅に向上させたノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)のLITENING大型開口(LA: Large Aperture)ターゲティングポッドが米空軍に選定されました。LITENING LAポッドは現有のLITENINGポッドを更新することになります。

Northrop Grumman's LITENING Targeting Pod Fleet Upgrading to Large Aperture by US Air Force - Japan
LITENING LAポッドは新型センサーとソフトウエアを搭載し、スタンドオフ・レンジからの画像解像度とターゲット識別能力が向上(写真提供:ノースロップ・グラマン)
  • デジタル・高精細度昼間センサーや複数の波長を感知する赤外線センサーにより、LITENING LAポッドの解像度が向上し、より長距離のスタンドオフ・レンジからのイメージングが可能となります。 
  • LITENING LAポッドの特徴としては、高速化したビデオ・プロセシング、増大した画像安定性、向上したポッドの指揮・統制機能、機動中も途切れずにイメージングを行える継続性が挙げられます。
  • 対空・対地ターゲティングモードの能力が向上したことで、厳しい環境下でも高い精度と追跡が可能になります。

専門家のコメント:

ノースロップ・グラマン社電子戦・ターゲティング部門バイス・プレジデントであるジェームズ・コンロイは次のように述べています。「最初のLITENINGが20年以上前に近接航空支援(CAS)を変革したように、LITENING LAポッドのパッシブ・ターゲティング能力は、高烈度の紛争におけるパイロットの戦闘へのアプローチを大きく変える可能性を持っています。我々は、この先進的で強力なポッドによって、電子・光学/赤外線センサーによるターゲティングが任務の成功に寄与する、その可能性の拡大を探求しています。」

LITENINGの詳細:

LITENING LAポッドはターゲティングと監視に用いられる電子・光学/赤外線ポッドで、これによって搭乗員は遠距離から目標の探知・情報取得・識別・追跡を行うことができます。精密ターゲティングから、CAS、情報収集・監視・偵察、そして人道支援・災害救援といった幅広い任務に能力を発揮します。

LITENING LAポッドは、高解像度のデジタルカラービデオと、赤外線センサー、データリンク能力、先進的なアルゴリズムなどの卓越した能力を有し、遠距離からの目標の探知・識別、交戦が可能になります。より強力なミッション・プロセッサーによって、イメージング機能が向上するだけでなく、AIや機械学習を含む将来における能力への対応も可能です。

LITENING LAポッドは、強化されたこれらの様々な能力をこれまでのバージョンのLITENINGポッドと同じフォームファクターに収めています。そのため、従来型のLITENINGポッドを搭載してきた航空機を改修する必要はありません。従来型のLITENINGポッドをLAコンフィギュレーションにアップグレードすることが可能です。

米空軍は、1999年に最初にLITENINGを選定して以来と同様、現在保有・運用している搭載航空機にLITENING LAポッドを統合する計画です。

ノースロップ・グラマン社について 

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。