ハンツビル(アラバマ州) – 2023年10月9日 – ノースロップ・グラマン(NYSE: NOC)の統合戦闘指揮システム(IBCS)が、最近実施された一連の実証試験において、模擬された巡航ミサイル標的と“ハイジャックされた”航空機から、ワシントンD.C.エリアの首都圏を防衛しました。米陸軍の防空ミサイル防衛の最新化の取り組みの重要な基盤としてのIBCSは新たな任務を担い米本土を防衛するデータ・セントリックな拡張性を示しました。IBCSは厳格に実施されてきたこれまでの試験を通して、戦闘部隊を防衛する能力を実証してきました。

Northrop Grumman's Integrated Battle Command System Tested In Homeland Defense Scenarios - Japan
アラバマ州ハインツビルのレッドストーン兵器廠において、IBCSを操作する兵士(写真提供:米陸軍)

最初に行われた2つの実証試験において、IBCSのオープン・アーキテクチャはセンチネルレーダー、アベンジャー防空システム、国家先進型地対空ミサイルシステム(NASAMS)を含む陸軍や空軍の既存のセンサーとエフェクターの統合を短時間で可能にしました。最後の実証試験においては、陸軍第263防空ミサイル防衛コマンド(AAMDC)の兵士がIBCSと統合航跡管理能力(JTMC)を操作して、海軍のセンサー情報を統合し、首都圏における防衛対象地域を大きく拡大しました。

この一連の実証試験の成功は、複合的な脅威よりも先んじ、それを撃破するためにベストな行動を決定する、センサーとシューターを連接するIBCSの能力をさらに示すものです。

専門家のコメント:

ノースロップ ・グラマン社コンバットシステムズ・ミッションレディネス部門バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるレベッカ・トロゾーンは次のように述べています。「IBCSは現在運用されている全てのセンサーとシューターを連接できる能力を示し続けています。今回の首都圏での実証試験を通して、IBCSは本土を巡航ミサイルから防衛できる能力を証明しています。IBCSは明日の脅威に今対抗する準備ができているのです。」

IBCSの詳細:

IBCSは、製造元、軍種やドメインに制約されず戦闘空間において現在と将来のアセットを連接する革命的な指揮・統制システムです。オープンでモジュール化された、スケーラブルなIBCSのアーキテクチャによって生成された、行動を可能にする完全な戦闘空間の単一ピクチャは、シューターを最適化するための迅速で十分な情報に基づいた決定を可能にします。戦闘部隊がこれまで有したことのない能力がもたらされます。この能力は、戦闘空間を拡大させ、脅威を最も有効な形で撃破する方法についての決定のための時間的余裕を戦闘部隊にもたらします。IBCSは米陸軍による防空ミサイル防衛の最新化戦略の重要な基盤であり、米国と同盟国のマルチドメイン能力の未来と不断の最新化の努力をサポートしています。

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