ポーランド ワルシャワ – 2023年9月8日– ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、ポーランド軍第37防空中隊が同国のWISŁA中距離防空プログラムとして運用される弊社の統合戦闘指揮システム(IBCS)の基礎運用能力(BOC)の獲得を宣言したことを発表しました。

  • ポーランド国防省はWISŁAプログラムへ納入された最初の部隊のBOC獲得を宣言
  • IBCSシステムの性能を検証するための一連の包括的な統合とテストを経てBOCを獲得
  • このBOCの達成は、IBCSが初期段階の戦闘能力を獲得し、さらに初期運用能力(IOC)獲得に向けて順調に進展していることを表す

専門家のコメント:

ノースロップ ・グラマン社コンバットシステムズ・ミッションレディネス部門バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるレベッカ・トロゾーンは次のように述べています。「このマイルストーンの達成はポーランドの防空能力とIBCSの実戦配備における非常に大きな進展です。この次世代統合防空ミサイル防衛(IAMD)システムによって、ポーランドは現代戦と将来の戦闘空間に向けての準備が整うのです。」

ポーランド国防省Armament Agency次長兼統合防空ミサイル防衛開発総括責任者であるミハウ・マルチニャク准将は以下のように述べています。「BOC獲得はポーランドのIAMD進展プロセスにおける非常に重要なステップです。運用・技術面から、BOC訓練においてすべてのチェックが完了したのちに、我々は最初の部隊のすべてのコンポーネントが相互に連接され、一つのシステムとして統合されたことを確認しました。それによって我々はオペレーターの訓練を次のステップへ進め、迅速にIOCを達成することができます。」

Northrop Grumman's Integrated Battle Command System Achieves Operational Capability Milestone for Poland's WISŁA Air Defense Program - Japan
アラバマ州ハインツビルのレッドストーン兵器廠での訓練において、交戦オペレーションセンター(EOC)で作業を行うポーランド軍兵士。EOCは運搬可能な指揮統制センターで、ミサイル防衛の戦闘管理機能を担い、オペレーションを実施します(写真提供:米陸軍)

WISŁAプログラムの詳細:

2018年にポーランド政府はWISŁA近代化プログラムの中核システムとしてIBCSを選定しました。これにより、ポーランドはIBCSを採用した米国の初の同盟国になりました。ポーランド向けのIBCSの製造と納入は現在までに完了しており、ポーランド防衛のための配備の準備は整っています。

IBCSはポーランドの防空ミサイル防衛近代化プログラムに革新的で画期的な能力をもたらし、同盟国やNATOとの相互運用性も強化されます。IBCSは戦闘空間をまたいでセンサーとシューターを連接し、複合的な脅威を撃破するためのベストな行動を決定します。

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万5千人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。