ダレス(ヴァージニア州) – 2022年1月21日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)の静止軌道宇宙状況監視プログラム(GSSAP)衛星2基は、米宇宙軍衛星打ち上げミッション-8(USSF-8)の一環として、本日ケープカナベラル宇宙軍基地からユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)社のアトラスVロケットで軌道上に成功裡に打ち上げられました。GSSAP-5とGSSAP-6の2つの衛星によって、宇宙軍にとって最優先事項である宇宙状況監視が強化されることになります。ノースロップ・グラマン社は、GSSAPペイロードの製造及び納入に加え、USSF-8の打ち上げに使用されるロケットの固体燃料ロケットブースターと主要部品を提供しました。

GSSAPプログラムは、静止軌道(GEO)に近い軌道での運用能力を宇宙軍の宇宙監視活動を支援する為提供しています。GSSAP衛星は、軌道上の物体のより正確な追跡と識別を可能とし、迅速で正確な軌道予測に貢献しており、これにより静止軌道の環境をより詳細に把握し、宇宙航行の安全性を向上させています。ノースロップ・グラマン社は、2011年にプログラムが始動して以来、全てのGSSAP衛星の製造を担当しています。
ノースロップ・グラマン社の宇宙セキュリティ担当バイス・プレジデントであるマット・ベロックは、次のように述べています。「10年以上にわたり、ノースロップ・グラマン社は、宇宙軍が静止軌道上人工物体を監視する能力を向上させる製品を提供してきました。宇宙監視ネットワーク(SSN)専用センサーとして我々のGSSAP衛星がもたらす能力は、宇宙状況監視における我々のリーダーシップを実証するものです。」
バージニア州ダレス、カリフォルニア州ゴレタ及びサンディエゴ、メリーランド州ベルツビルにあるノースロップ・グラマン社の各施設では、衛星の太陽光パネル、主要構造、熱制御、アビオニクス機器、フライトコンピューター、電流検出抵抗器、複合材コンポーネント、展開構造など、数多くのサブシステムを製造しています。
ノースロップ・グラマン社の直径160cmのグラファイト・エポキシモーター(GEM 63)を搭載したULAアトラスVロケットの打ち上げは今回で3回目です。GEM63は、ユタ州マグナの施設で製造された固体燃料ロケットブースターで、打ち上げ時の総推力の約3分の1を提供しました。固体燃料ロケットモーターのGEMシリーズは発展を続けており、今年後半に初の打ち上げを予定しているULAのVulcan Centaurロケットには派生型のGEM 63XLが搭載される予定です。
アトラスVロケットの反応制御系推進剤タンクはカリフォルニア州コマースの施設で製造され、メリーランド州エルクトンの施設で第1段・第2段分離を補助するレトロモーター8基が製造されました。ノースロップ・グラマン社は高度な繊維配置製造技術と自動検査技術を駆使し、アトラスV第1段エンジンを保護する複合熱シールド、第2段エンジンを格納するCentaur中間アダプター、コア機体と直径5メートルのフェアリングを結合するブロードテールを製造しました。ノースロップ・グラマン社は、ミシシッピ州イウカの施設でこれらを製造しました。
ノースロップ・グラマン社について
ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。