マクレーン(バージニア州) – 2024年1月18日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)の分散型ミッション・オペレーション・ネットワーク(DMON)は、バージニア州ラングレー空軍基地に所在する戦闘空軍(CAF)分散型訓練センター(DTC)による大規模なバーチャル訓練の実施を支援しました。このDMONアルゴンヌ23演習は、ネットワーク化された航空機シミュレーターを用いて、複雑なマルチドメインの脅威シナリオにおける仮想敵に対抗する訓練を提供しました。
DMONは世界のどこであっても、個別プラットフォームのシミュレーター間での安全な接続とネットワーク・インターオペラビリティを提供し、高忠実度のバーチャル環境において航空要員が合同で訓練することを可能にします。
ノースロップ ・グラマン社コンバットシステムズ・ミッションレディネス部門バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるレベッカ・トロゾーンは次のように述べています。「この演習において、DMONは異なる基地に所属する第4世代戦闘機と第5世代戦闘機を接続し、実戦任務と同様の訓練を実施しました。それにより、実際に直面するであろう現実的な戦術上の諸課題に対して航空要員が十分な備えをすることが可能になりました。DMONアルゴンヌ23演習は、ノースロップ・グラマンが提供する高度にリアルな環境が、将来のオールドメイン指揮統制(JADC2)作戦実施のために戦闘部隊の態勢を整えるという我々のコミットメントが十分に果たされていることを示しました。」
DMONアルゴンヌ23演習では、複数のF-22とF-35戦闘機を分散型バーチャル訓練環境下で接続することに初めて成功しました。さらに、CAF DTCのノースロップ・グラマンのスタッフは、堅固なバーチャル戦闘空間環境、ミッション・プランニングと演習遂行資料を用意し、演習のスケジューリング、ブリーフィング、実施、デブリーフィングもサポートしました。オペレーターはリアルタイムで変更を行うことができ、訓練実施要求項目に合わせてシナリオを調整することができました。
4日間の演習では、44のサイト、97のコックピットから、196名の要員がF-22、F-35、F-16、A-10、MQ-9、E-3G、RC-135、CRC、JTAC、そして海軍のEA-18Gといったプラットフォームのシミュレーターを操作し、訓練を行いました。
DMONは実証された相互運用可能な訓練ネットワークであり、既存システムだけでなく、これから実用化されるシステムも接合し、統合シミュレーション環境といった将来必要になる要求や能力をサポートする基盤プラットフォームとしての役割を担うことができます。戦闘空間の「デジタルツイン」を通して、DMONはミッションリハーサルと訓練のためのリアルでスケーラブルな環境を作り出すことができます。さらに、これらバーチャル・レプリカと多様なノードをネットワーク化可能な能力を合わせれば、人員と装備を実際に展開させる必要がないため、様々なリソースを節約することができます。
ノースロップ・グラマン社について
ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。