サンディエゴ – 2021年4月6日 – マルチ・センサーを搭載したノースロップ・グラマン社 (NYSE: NOC) のファイヤーバードは3月、米国各地を飛行し、当機のみが有する随意操縦者搭乗機能の高い汎用性を現示しました。操縦者を搭乗させたこの飛行の目的は、多種多様な空域における航空機単独での機動展開及び迅速な転地能力等、ユーザー固有のニーズ及び運用要求に応じ得る、ファイヤーバードの高い柔軟性を実証することでした。

ファイヤーバードは、オハイオ州デイトン、ワシントンDC、メリーランド州パタクセントリバー、さらにフロリダ州タンパ、マイアミ、キーウェストを中継地とし、約9,000マイルを翔破しました。

「この飛行によって、ファイヤーバードのみが持つ重要な特徴の一つを披露することができました。それは、有人形態によって所望の地域に展開し、2時間以内に、常続ISRのための無人形態、自律運用に移行できる能力です。」ノースロップ・グラマンのバイス・プレジデント、そして自律システムのゼネラル・マネージャーであるジェーン・ビショップは述べています。「各中継地点において、顧客の皆様に直接機体をご覧いただき、機体の持つ汎用性、大きなセンサー区画、そしてミッション・ニーズに適合した形態への迅速な変換能力を確認していただきました。」

ファイヤーバードは、柔軟性及び入手性を重視して設計された中高度長時間滞空型無人機システム(UAS) です。新しいペイロードを一日も要せずに機体にインストールし、さらにそのペイロードを30分以内で交換することが可能です。こうした能力により、ユーザーは当該システムを様々な領域及びミッションに迅速に適合させることができます。

実証飛行はフロリダ州キーウェストで終了しました。そこでは有人形態により、2つの高解像EO/IRセンサー、小型目標探知用の洋上形態マルチ・スペクトル・センサー、そしてAISレシーバー、これら4つのセンサーで構成されるパッケージを使用し、一連の洋上運用イベントを実施しました。

ノースロップ・グラマンは、宇宙、航空、防衛、サイバー空間、これらの分野における最も困難な課題を解決し、進化を続ける世界中のお客様のニーズにお応えしています。先進システム、製品、サービスを創造し提供するため、9万人の従業員が、科学、テクノロジー、エンジニアリングを駆使して可能性の限界に挑戦しています。