ワシントン – 2023年4月18日 – ノースロップ・グラマン(NYSE: NOC)は先日、米宇宙開発庁(SDA)の低軌道衛星ネットワークの一環としてのTranche 1 Transport Layer(T1TL)のクリティカル・デザイン・レビューを完了しました。このネットワークは、米軍部隊が必要とするときに重要な情報を迅速かつ安全に通信できるように設計されています。

Northrop Grumman Rapidly Completes Critical Design Review for Tranche 1 Transport Layer
ノースロップ・グラマンは宇宙開発庁の拡散型戦闘宇宙アーキテクチャ(Proliferated Warfighter Space Architecture)の一環として、42基のTranche 1 Transport Layer衛星と14基のTranche 1 Tracking Layer衛星の開発・製造契約を締結しています(写真提供:ノースロップ・グラマン)

T1TL通信衛星は、レジリエントで低遅滞性能を備えた大容量データ転送を行い、世界中の米軍のミッションをサポートすることになります。統合されたセンシング・アーキテクチャの複数のエレメントを連接するように設計されたこのネットワークは、持続的で安全な連接を提供するだけでなく、米国防総省のオールドメインC2(JADC2)構想を推し進める最重要な要素となります。

ノースロップ・グラマンの戦略宇宙システム部門の通信システム担当バイス・プレジデントであるブレイク・ブロックは次のように述べています。「我々は、ビジネス市場でのパートナーシップを活用して、迅速性を備え、低価格でかつ非常に効果的なソリューションをSDAに提供しています。ノースロップ・グラマンのT1TLソリューションは、これまで何十年も蓄積されてきたエンドツーエンドミッションの専門知見の上に打ち立てられています。軍をサポートする信頼のおける能力を提供できることが、ノースロップ・グラマンのユニークな特徴です。」

SDAは、42基のTranche 1 Transport layer (T1TL) 通信衛星と、赤外線センサーを搭載する14基のTranche 1 Tracking Layer (T1TRK) 衛星からなる計56基の衛星の引き渡し契約をノースロップ・グラマンと締結しています。Tracking layerプログラムは先日、初期デザイン・レビューを完了しました。またノースロップ・グラマンはそのT1TLとT1TRKコンステレーションの地上システムも提供しています。

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万5千人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。