メルボルン(フロリダ州) – 2023年10月3日– ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)はE-2D先進型ホークアイのコックピットとコンピューティング・アーキテクチャをデルタ・システム・ソフトウェア・コンフィギュレーション6(DSSC6)へ改修する契約を米海軍から獲得しました。契約は2028年までです。

  • DSSC6改修には、ホークアイ・コックピット・テクノロジー・リフレッシュおよびシアター・コンバットIDが含まれます。
  • 改修が完了すると、DSSC6の新型オープン・ミッション・システム・アーキテクチャは他企業パートナーの非独自アプリケーションを含む新しい能力を迅速に統合することができるようになります。
  • 海軍のE-2D全機が、アップデートされたコックピット・航法テクノロジー・ミッションシステムをレトロフィットすることになります。改修は2029年から始まり、2030年代を通して実施されます。

専門家のコメント:

ノースロップ ・グラマン社マルチ・ドメイン指揮統制部門バイス・プレジデントであるジャニス・ジルチは次のように述べています。「ノースロップ・グラマンは、米海軍とE-2D先進型ホークアイプログラムで長期にわたってパートナーシップを構築してきました。その能力が実証されている空中戦闘管理・指揮統制機であるE-2Dのこの近代化改修によって、2040年代、そしてその先の時代まで、進化する様々な脅威に対して我々が先んじ続けることが可能となるのです。」

Northrop Grumman To Modernize Cockpit and Mission Solutions for E-2D Advanced Hawkeye - Japan
DSSC6 改修を行ったE-2D先進型ホークアイは、最新化されたコックピットと重要なミッション・システムを備えることになります(写真提供:ノースロップ・グラマン)

DSSC6改修プログラムの詳細:

ノースロップ・グラマンのE-2D先進型ホークアイは過去60年以上にわたって運用されてきた空中早期警戒機であるE-2シリーズにおける最新型です。E-2は、陸上、水上どちらにおいても有効な世界最高の空中戦闘管理指揮統制システムの基盤です。ノースロップ・グラマンはE-2Dを世界のどこであっても脅威に対応できる能力を有する最新鋭のプラットフォームへと進化させてきました。

E-2の各タイプは世界中の空軍と海軍で運用されています。アクティブな生産ラインと納入期日遵守100%の記録をもつE-2Dは進化する様々な脅威に先んじるべく、新しいテクノロジーを取り入れ続けています。

E-2Dはマルチドメインの情報をシームレスに分析・融合・分配し、指揮統制のシステム・オブ・システムズを形成して、戦闘を全領域・全レベルにおいてサポートします。空母打撃部隊の攻撃と防衛の“コーディネーター”として、E-2Dは優勢かつ継続的な相互運用の指揮統制と艦隊防衛のための監視情報を提供します。

E-2はまた捜索救助のサポートや航法の支援、また通信リレーといった役割も果たします。「イラクの自由作戦」、「不朽の自由作戦」、東日本大震災での「トモダチ作戦」、そしてハリケーン「カトリーナ」被害救援の統合タスクフォースといった作戦で大きな役割を果たしました。

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万8千人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。