ロサンゼルス – 2022年7月21日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)はAGM-88G射程延伸型先進対レーダー放射ミサイル(AARGM-ER)の3回目の実射に成功しました。カリフォルニア州沖のポイント・マグー射場において、米海軍のF/A-18スーパーホーネットがAARGM-ERを発射しました。ミサイルは、先進的なレーダー波探知システムを作動させ、地上に設置された標的システムを探知・破壊しました。

Third Successful Missile Live Fire Test for Advanced Anti-Radiation Guided Missile Extended Range - Japan
米海軍のF/A-18スーパーホーネットから発射されるノースロップ・グラマンのAARGM-ER (写真提供:米海軍)

米海軍のDirect Time Sensitive Strike(PMA-242)のプログラム・マネージャーであるA.C.ダトゥコ大佐は次のように述べています。 「米海軍は直ちにAARGM-ERを必要としています。AARGM-ERは期待通りの性能を示し、地上配備型防空レーダーシステム標的を探知・識別し、その位置を特定して撃破しました。今回を含む開発試験の成功により、プログラムは実用化へさらに歩を進め、敵の脅威よりも優勢を保つのに必要な安全をクルーにもたらすことになります。」

2021年9月にマイルストーンC決定(低率初期生産(LRIP)の承認)を達成してから、AARGM-ERの主契約者であるノースロップ・グラマン社は、この必須とされる戦闘能力をタイムリーに開発すべく企業チームを主導し続けてきました。現在、初期運用能力(IOC)獲得に向け、LRIP第1ロットのミサイルが生産されています。契約済みの第2ロットのAARGM-ERをもって、海軍の備蓄がさらに増強されることになります。

AARGM-ERは、現行の高性能AARGMミサイルのセンサー、電子機器、デジタルモデルだけでなく、高いパフォーマンスを発揮する新しいミサイル形状、延長射程を可能にする推進システムや先進的な弾頭の技術を投入して開発されています。

ノースロップ ・グラマン社のバイス・プレジデント兼ノースロップ ・グラマン・ディフェンス・システムズのプレジデントであるメアリー・ペトリジンは次のように述べています。「ノースロップ・グラマンは、非常に重要な戦闘ニーズをタイムリーに満たすべく、海軍へのAARGM-ERの引き渡しに重点的に取り組んでいます。私たちは要求をよく理解しており、開発・引き渡しスケジュールが前倒しとなる中で、一刻も早く引き渡すことが必要なこのアセットの提供の主契約者として様々な経験とノウハウを有しています。」

AARGM-ERは、米海軍のF/A-18E/Fスーパーホーネット及びEA-18Gグラウラー、そしてF-35で運用されます。

ノースロップ・グラマン社について 

ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。