ダラス(ヴァージニア州) – 2024年5月23日 – ノースロップ・グラマン(NYSE: NOC)の完全子会 社である SpaceLogistics 社は、ミッション・エクステンション・ヴィークル(MEV: Mission Extension Vehicle)が提供する革命的な軌道上衛星寿命延長サービスを4年間延長する契約を衛星オペレーターであるIntelsat社と合意しました。

Northrop Grumman Expands Satellite Life-Extension Services - Japan
寿命延長サービスを提供する衛星にドッキングしたMEVのイメージ図 (ノースロップ・グラマン/SpaceLogistics提供) 
  • 現在のIntelsat 901(IS-901)衛星へのサービス提供が終了すると、MEV-1はIS-901衛星の位置を変え、“墓場軌道”に向けて放出し、その後、別のインテルサット衛星へのサービス提供を開始します。
  • MEV-2はインテルサットの現行機であるIntelsat 10-02 (IS-10-02)へのドッキングを継続し、寿命延長サービスをさらに4年間継続します。これは当初の契約からほぼ2倍の期間のサービスになります。

専門家のコメント:

SpaceLogistics 社プレジデントのロブ・ハーグは次のように述べています。「宇宙空間におけるサービス提供の分野におけるテクノロジーのパイオニアとして、SpaceLogisticsの2機のMEVは私たちのカスタマーの衛星の寿命を合計して7年も延長しています。それは我々がカスタマーと一緒に宇宙を持続可能な空間にすることにコミットしているということでもあります。」

詳細:

ノースロップ・グラマンは、MEV-1が軌道上で商用宇宙機として初めてIS-901とのドッキングを成功させて以来、宇宙空間の持続可能な利用の実践へのコミットを継続しています。

2021年には私たちは、MEV-2が運用中のIS-10-02にトラブルなくドッキングを成功させるというさらなるマイルストーンを達成しました。両MEVのサービス期間は当初5年間でした。今回の新しい契約更新によって、数機の商用静止軌道衛星の寿命が、さらに4年間伸びることになります。

ノースロップ・グラマンは、静止軌道上での衛星寿命サービスを提供している唯一の会社です。MEVは従来の衛星の寿命を延長し、それにより長期間の運用とさらなる収益がもたらされます。

ノースロップ・グラマン社について 

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。