カルフォルニア州レドンドビーチ – 2022年7月18日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、米宇宙開発庁(SDA)のTranche 1 Tracking Layer(T1TRK)向けに、赤外線センサー搭載衛星14基から構成される多数展開低軌道(pLEO)コンステレーションの生産と配備の契約を獲得しました。

Northrop Grumman to Develop Satellites with Infrared Sensors for the Space Development Agencys Tranche 1 Tracking Layer - Japan
T1TRKは極超音速ミサイル等の先進的ミサイル脅威の発射初期段階から迎撃まで 探知・識別・追跡を行います。 

T1TRKは極超音速ミサイル等の先進的ミサイル脅威の発射初期段階から迎撃まで探知・識別・追跡を行います。ノースロップ・グラマンは、Tranche 1 Transport Layer(T1TL)の開発で蓄積してきた知見を用いて、レジリエントで低遅滞性能を備えた大容量データ転送ネットワークを提供し、全世界で活動する米軍をサポートします。ノースロップ・グラマンは、今年5月にSDAのNational Defense Space Architectureのもう一つのプログラムであるT1TLのシステム要求審査を完了しています。

ノースロップ・グラマンの戦略宇宙システム部門担当のバイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーであるロバート・フレミングは次のように述べています。「ノースロップ・グラマンは、ミサイル防衛における最も困難な脅威に対して米国を防衛する能力をさらに強化することになる、統合されたスペースヴィークルを提供していきます。T1TRKはT1TLから得られた知見を活用して開発され、先進的ミサイル脅威を追跡する能力を実証することになります。」

2025年に配備後、T1TL衛星と繋がったT1TRK衛星は、最大4つの低軌道面で稼働します。それぞれのT1TRK衛星には広視野赤外線センサー 、光学通信ターミナル3基、そしてKa帯通信ペイロードが搭載されます。

SDA長官のデレク・トーニア氏は次のように述べています。「スケジュールそれからコストを重視する我々の組織としての価値を反映し、T1TRKプログラムは、参加企業募集から選定までを約120日で行いました。これは迅速に新たな能力を獲得するSDAの一貫した実力を示すものです。我々は、ミサイル警戒・追跡能力を早期に獲得するため、企業パートナーとの協働に期待しています。この能力は、極めて近い将来、統合部隊へ重要かつタイムリーな情報を提供する国防総省のハイブリッド・アーキテクチャの一端を担うことになります。」

ノースロップ・グラマン社について 

ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。