ロサンゼルス – 2023年9月25日– ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、本日、米空軍から7億500万ドル(約1,050億円)のスタンドイン攻撃兵器(SiAW)の調達契約を獲得したことを発表しました。SiAWは新たな世代の航空戦力への転換を加速させる空対地兵器です。 

  • SiAWはノースロップ・グラマンが有する兵器システムの設計・開発・生産における卓越した専門能力を用いて、空軍のデジタル・エンジニアリングにおけるプライオリティを実行し、戦闘部隊の能力を向上させます。
  • 今後36ヶ月間で、ノースロップ・グラマンは迅速な引き渡しを行うべく、SiAWの開発をさらに加速し、プラットフォーム統合を実施し、迅速なプロトタイプ開発のためのフライトテスト・プログラムを完了する予定です。

専門家のコメント:

ノースロップ ・グラマン社先進兵器部門バイス・プレジデントであるスーザン・ブルースは次のように述べています。「ノースロップ・グラマンのSiAWは、空軍にとっての初のデジタル兵器取得・開発プログラムの要求に応えます。我々の専門的なデジタル・エンジニアリング能力によって開発されたこの次世代ミサイルは、国防総省が柔軟にかつ妥当な費用で兵器を調達し、近代化できることを示しています。」

Northrop Grumman To Provide New Strike Missile Capability for Fifth-Generation Aircraft and Beyond - Japan
ノースロップ・グラマンのSiAWは、最先端のテクノロジーが組み込まれた、成熟しローリスクかつ実証されたミサイル能力を迅速に提供します(イラスト提供:ノースロップ・グラマン)

SiAWと開発フェーズ2の詳細:

SiAWは、敵の接近阻止・領域拒否(A2/AD)環境の一部として素早く位置を変える目標を撃破する打撃能力を提供する空対地兵器です。進化し続ける脅威に対応するために、SiAWミサイルはサブシステムの迅速なアップグレードを可能にするオープンアーキテクチャ・インターフェイスを採用しており、それによって戦闘部隊の能力向上がもたらされることになります。

SiAWの開発フェーズ2は、デジタル・エンジニアリング、兵器オープンシステム・アーキテクチャ及びアジリティにフォーカスした初のミドル・ティア大型兵器取得プログラムに関する米空軍の要求に引き続いて応えるものです。空軍は2026年までの初期運用能力(IOC)付与を目指しています。フェーズ2は主に2つの段階に分かれています:

  • フェーズ2.1 誘導体のフライトテストの完了
  • フェーズ2.2  さらに3回のフライトテストの完了及びSiAWのプロトタイプミサイルとテストアセットの引き渡し

SiAWの開発は脅威を抑止し、撃破するための兵器・コンポーネント・ミサイル・電子機器・インターセプターを含む先進的兵器の開発・提供におけるノースロップ・グラマンの幅広い取り組みの一翼を担っています。

ノースロップ・グラマン社について 

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万8千人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。