カリフォルニア州アズサ – 2021年8月5日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)とボール・エアロスペース社は、次世代OPIR (Overhead Persistent Infrared)静止軌道(GEO)ミッション・ペイロードのクリティカル・デザイン・レビューを成功裏に完了しました。次世代OPIRのサブシステムとペイロードのクリティカル・デザイン・レビューの完了は、出現するグローバルな脅威に対し優位を保つとの米宇宙軍とロッキード・マーティン社(NYSE: LMT)が掲げるプログラムの野心的な目標を満たすものです。

クリティカル・デザイン・レビューの完了は、次世代OPIRプログラムにとって非常に重要なマイルストーンです。フライト・デザインの完了により、ノースロップ・グラマン社とボール・エアロスペース社のチームは今後、フライト・ミッション・ペイロードの製造、インテグレーションそして試験を行い、2023年にはロッキード・マーティン社への引き渡しを予定しています。

ノースロップ・グラマンのペイロード・地上システム担当のバイス・プレジデント兼ゼネラルマネージャーであるスコット・リーは次のように述べています。「ノースロップ・グラマンとボール・エアロスペースのチームは、ミサイル早期警戒と追跡に関する深い専門知識をこのプログラムに投入しています。私たちは、米国の戦略的抑止の一部として、宇宙空間における次世代の常続的な監視の目を提供します。」

宇宙配備赤外線早期警戒衛星システム(SBIRS)の後継として、次世代OPIRは、現在と将来の脅威に対抗するための、より向上した、強靭なミサイル警戒システムを提供することになります。

次世代OPIR GEO衛星は現在、ロッキード・マーティン社が設計・製造しています。ノースロップ・グラマン社とボール・エアロスペース社は、このプログラムのペイロード・デザインの競争開発のためロッキード・マーティン社に選定された二つのチームのうちの一つです。

ボール・アエロスペース社のストラテジック・オペレーション担当のバイス・プレジデントであるデアドラ・ウォルシュは次のように述べています。「数十年にわたって最新のアジャイルな赤外線センサーの開発に携わってきたミッション経験こそが、ノースロップ・グラマンとボール・エアロスペースのチームの特徴に他なりません。私たちの協力により、米国の安全保障にとってクリティカルなミッションである次世代OPIR GEO Block 0ミッション・ペイロードのクリティカル・デザイン・レビューを成功裏に終えることができました。」

次世代OPIR GEOプログラム用のペイロード・デザインの開発に加え、ノースロップ・グラマン社は、2機の極軌道次世代OPIR宇宙機の設計・開発のため米宇宙軍に選定されています。

ノースロップ・グラマン社は、Defense Support Program(DSP)と宇宙追跡監視システム(STSS)の衛星をはじめ、これまで60年にわたって非常に重要なミサイル警戒・追跡能力を提供してきました。

ノースロップ・グラマン社について

ノースロップ・グラマンは、宇宙、航空、防衛、サイバー空間において、世界中の私たちのカスタマーの変化するニーズに応えるべく、最も困難な問題を解決しています。私たちの9万人の従業員は、先進的なシステム、製品、そしてサービスを創造するため、科学、テクノロジー、エンジニアリングを駆使して可能性の限界に日々挑戦しています。

ボール・エアロスペース社について

ボール・エアロスペースは、揺るぎない使命感と探究心を持つスタッフを原動力に、カスタマーが想像以上の成果をおさめ、最も重要なものを守れるよう、パイオニアとして様々な発見を開拓しています。ボール・エアロスペース社は、革新的なスペース・ソリューションを開発し、より正確な気象予報を可能とし、様々な地球観測を促進し、アクショナブルなデータとインテリジェンスを提供し、自由を守るため挑戦する人々が勇気を持って前進し、安全に帰還することを保証します。「Go Beyond with Ball」が私たちのモットーです。

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