ボルチモア(メリーランド州) – 2023年6月14日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、新しい機能を付与するアップグレード継続して実施し、AN/TPS-80 Ground/Air Task-Oriented Radar(G/ATOR)レーダーを高性能化しています。米海兵隊向けの全規模生産 (FRP)ロット1の完了に引き続いて、レーダー覆域を拡大し、先進的な能力を付与するアップグレードが行われます。生産と並行しながら、G/ATORレーダーは航空基地の防空に適したアジャイルな遠征防空能力を実証してきました。引き渡されたこのシステムの成功を基礎として、レーダー覆域と能力を向上させる新しいアップグレードが生産中のこの多機能レーダーに来年実施される計画です。

Northrop Grumman Enhances G/ATOR with New Performance Capabilities
ノースロップ・グラマンはG/ATORレーダーの全規模生産(FRP)ロット1を完了しました。今後、契約している46基のレーダーを米海兵隊に納入します(写真提供:ノースロップ・グラマン)

ノースロップ・グラマンの先進地上センサー担当ディレクターであるメリッサ・ジョハンソンは次のように述べています。「この先進的な能力によって、現行のG/ATORレーダーシステムの覆域は劇的に増大し、巡航ミサイルに対する防衛能力が強化されます。それによってG/ATORレーダーは今日実用化されている最もアジャイルな地上展開型の監視・統合火器管制システムとなります。ノースロップ・グラマンはパートナーと同盟国の軍に先進的監視・火器管制能力を提供することで、現代の脅威となる敵のシステムに先んじることにコミットしています。」

G/ATORレーダーは、米海兵隊の5つの単一ミッションレーダーを一つの総合防空・ミサイル防衛監視のためのマルチミッションシステムに統合しています。このレーダーによって、戦闘部隊は新たな次元の防護と状況認識を得ることになり、最も必要な時により優れた決定を行うことができるようになります。米海兵隊は米議会からさらに8基のG/ATORシステムのための予算を獲得しています。契約した46基のG/ATORレーダーのうち、これまでに21基が引き渡されています。

G/ATORレーダーは今日の厳しさを増す戦略環境において、単一の作戦状況図と広範かつ奥深いデータを統合軍に提供し、米海兵隊の「Force Design 2030」戦略をサポートします。 

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万5千人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。