ハンツビル(アラバマ州) – 2022年7月20日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、ポーランドのWISLAプログラム向け契約のため米政府に統合戦闘指揮システム(IBCS)の交戦オペレーションセンター(EOC: Engagement Operations Center)6基の初引き渡しを行いました。WISLAは、ポーランドの中距離防空ミサイル防衛プログラムで、IBCSにとって最初の海外軍事援助案件となります。

Northrop Grumman Delivers First IBCS Engagement Operations Center Under Contract with Poland - Japan
ハンツビルのノースロップ・グラマン社生産拠点を出発するポーランドWISLA防空ミサイル防衛プログラム向けのIBCS EOC(写真提供:ノースロップ・グラマン社)

ノースロップ ・グラマン社コンバットシステム・ミッションレディネス部門バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるクリスティン・ハービソンは次のように述べています。「ポーランドがIBCSの調達で防空能力を向上させることは、将来の戦場において必要となる真のオールドメインC2(JADC2)能力とミッション即応性の獲得に向け大きなステップを踏み出すことでもあります。これまでの数々の実射演習とフライトテストによって、IBCSのアーキテクチャがもたらすJADC2能力は実証されてきました。」

さらにポーランドは、オペレーションセンターにインストールされるIBCS装備ラックとソフトウェアの引き渡しにおいても米政府と協力を行っています。オペレーションセンターは、ポーランド防衛産業とのパートナーシップ下で設計、製造、引き渡され、ポーランドの短距離防空システム近代化プログラムであるNAREWをサポートします。

IBCSは製造元、軍種やドメインに制約されず戦闘空間において利用可能なあらゆるアセットの統合にとって根幹となる、オープンでモジュール化された、スケーラブルなアーキテクチャであり、効率的かつ経済的な形で既存及び将来システムを統合することが可能です。IBCSは各軍種のセンサーからのデータを結合・融合し、各軍種の兵器システムに伝達するJACD2能力を数々の試験やデモンストレーションの成功を通じて実証してきました。

ポーランドにおけるノースロップ・グラマンの活動やIBCSが同国の防空ミサイル防衛近代化において果たしている重要な役割については、こちらのサイト(英語)をご覧ください。

ノースロップ・グラマン社について 

ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。