ハンツビル(アラバマ州) – 2022年11月3日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、プロジェクト・コンバージェンス2022(PC22)において複数軍種の様々な能力を連接し、戦闘空間での全ドメインにおける探知・追跡・交戦能力を強化しました。各試験と迅速な統合を一つ一つ成功させることによって、ノースロップ・グラマンはオールドメインC2(JADC2)が実現できることを実証しました。これにより米国の統合軍と同盟国軍はレジリエントな一つの戦力として行動できるようになります。

ノースロップ・グラマンは、米陸軍と緊密に協力し、PC22の試験等において攻勢と防御それぞれにおける交戦を可能にするネットワークの統合を実証しました。プロジェクト・コンバージェンスにおける様々な成功は、ドメインをまたぐ戦闘空間の連接の成功で実証されたノースロップ・グラマンの実績の上に打ち立てられたものです。

ノースロップ ・グラマン社コンバットシステム・ミッションレディネス部門バイス・プレジデント兼ゼネラル・マネージャーであるクリスティン・ハービソンは次のように述べています。「ノースロップ・グラマンは戦闘空間を完全に連接することによって、JADC2能力実現の未来を切り拓いています。プロジェクト・コンバージェンスにおいて、ノースロップ・グラマンのシステムは防御と打撃双方の任務での戦闘部隊のより迅速かつ的確な意思決定を可能とし、任務遂行に優位性をもたらしたのです。」

ノースロップ・グラマンはプロジェクト・コンバージェンスに、統合戦闘指揮システム(IBCS)、前方地域防空指揮統制(FAAD C2)システム、そしてミッション訓練複合能力支援(MTCCS III Corps)システムなどを提供しました。

米陸軍は、カリフォルニア州キャンプ・ペンドルトンにおいて、陸軍先進野戦砲兵戦術データシステム(AFATDS)とIBCSの統合を通じ、長距離精密攻撃任務を支援し攻勢のための情報を提供するIBCSの能力を初めて実証しました。IBCSは米海兵隊の海兵遠征沿岸持続センサー(MELPS)を迅速に統合し、米海軍の共同交戦能力(CEC)火器管制ネットワークに対する情報共有を可能にしました。さらに、米空軍との空域指揮統制(AC2)システムとのインターフェイスも設けられ、それにより状況認識が強化されました。

飛翔中のミサイルと通信するための新型インタセプター・アップリンクと連接するIBCSの能力も実証されました。これにより、従来ペトリオットのレーダーシステムだけが使用されていたのに加えて、新たなオプションがもたらされます。この新たな能力によって、戦闘部隊は戦場のあらゆる場所にセンサーとエフェクターを配備する柔軟性が増すことになります。

さらにアリゾナ州ユマ試験場の砂漠で行われた実射演習において、FAAD C2はその実戦能力を証明しました。FAAD C2は追跡、空域の脅威排除、そして経空脅威に対しスティンガー対空ミサイルを発射するジャベリンの軽量コマンド発射ユニット(CLU)との交戦に使用されました。

MTCCS III Corpsシステムはフォート・フッド陸軍基地からプロジェクト・コンバージェンスとそのシミュレーションを可能にするネットワーク接続を提供しました。また、試験参加部隊に対してシミュレーションに関する技術支援も行い、演習の成果全体を向上させました。

ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。