ローリングメドウズ(イリノイ州) – 2024年3月11日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は、米陸軍向けのAN/APR-39E(V)2レーダー警戒受信装置の初期生産ユニットを製造する複数年の生産契約を獲得しました。 

ノースロップ・グラマンのAN/APR-39E(V)2は、瞬時帯域幅と周波数覆域能力を持つ全デジタルレーダー警戒受信装置で、最も進化したレーダー脅威からの防護が可能です。

  • クラッターの低減と脅威の地理的位置を特定できる能力によって、生存性だけでなく、脅威をターゲットとして探知できる能力が大幅に向上しました。
  • オープン・アーキテクチャとして設計されているため、将来の電子戦能力のアップデートにも対応可能です。
Northrop Grumman Digital Radar Warning Receiver Enters Production - Japan
AN/APR-39E(V)2はより広い周波数の脅威を探知するために、スマートアンテナと先進型プロセシングを用いています。それにより、戦闘者を安全な状態に置くことが可能になります(写真提供:ノースロップ・グラマン)

専門家のコメント:

ノースロップ・グラマン社ナビゲーション・ターゲティング・生存性部門バイス・プレジデントであるジェームズ・コンロイは次のように述べています。「AN/APR-39E(V)2はより高いアジャイル性能を持つ洗練されたレーダー警戒装置で、出現しつつある脅威に先んじることができます。この装備は従来のレーダー警戒システムから1世代分“ジャンプ”した能力を提供するのです。」 

AN/APR-39E(V)2の詳細:

ノースロップ・グラマンは5年間のAN/APR-39E(V)2の生産契約を獲得しました。AN/APR-39E(V)2は、広くインストールされているAN/APR-39レーダー警戒装置ファミリーの最も進化したタイプです。そのスマートアンテナはミリ波周波数を含めた広い周波数スペクトラムにわたって脅威を探知し、戦闘者に潜在的脅威についての広範囲のビューを提供します。

AN/APR-39E(V)2のもう一つの優れている点は、マルチドメインでの大規模な戦闘オペレーションにおいて生存性スイート・コントローラーとして使用できる能力も備えていることです。AN/APR-39E(V)2は脅威データのシェアを行うことが可能で、それによって生存性とミッションの効果が増大します。

電子戦システムのファミリーで共有されているこの先駆的なテクノロジーは、現在だけでなく将来のプラットフォームも含めた事実上あらゆるプラットフォームとミッションに拡張・使用することができます。ノースロップ・グラマンの様々なセンサーと電子戦システムは、戦闘者に広い周波数スペクトラムにおいて優勢をもたらし、より迅速で十分な情報に基づく決定を可能にします。

ノースロップ・グラマン社について 

ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。