パームデール(カリフォルニア州) – 2022年9月14日 – ノースロップ・グラマン社(NYSE: NOC)は本日、オーストラリア向けMQ-4Cトライトンの初号機をカリフォルニア州の高高度滞空型(HALE)無人機製造施設で行われたセレモニーで公開しました。このセレモニーにはオーストラリアと米国の政府関係者及び防衛関係者が出席し、オーストラリア空軍と米海軍のためのトライトン・プログラムの順調な発展にスポットライトが当てられました。

ノースロップ・グラマンのバイス・プレジデント兼ノースロップ・グラマン・エアロノティクス・システムズのプレジデントであるトム・ジョーンズは次のように述べています。「今日、オーストラリアとトライトン・プログラムは大きなマイルストーンに到達しました。我々はこのシステムの最終統合作業と試験飛行の準備ができており、卓越した海洋状況把握能力を持つトライトンのオーストラリアへの引き渡しにさらに一歩近づくことになります。」
オーストラリアはトライトン・プログラムの協力パートナーであり、トライトンの要求仕様の具体化に非常に重要な役割を果たしました。パートナーとして、米軍とオーストラリア軍は、今後それぞれが運用するトライトンが収集するデータを共有することが可能になります。これは、戦略的に世界で最も重要な地域において非常に重要なポイントになります。
ロバート・チップマン オーストラリア空軍本部長は次のように述べています。「トライトンは海洋の監視と防衛において比類なき能力をオーストラリア空軍にもたらすことになります。トライトンは、P-8Aポセイドンと共に運用され、従来の航空機より遠方に進出しかつ長時間飛行できるその能力を活用して、より広大なエリアをカバーすることができるようになります。」
ノースロップ・グラマンは、2020年10月にミシシッピ州モス・ポイントの製造施設でオーストラリア向けトライトン初号機の製造を開始しました。2021年12月にカリフォルニア州パームデールで胴体と主翼が接合され、次の大きなマイルストーンを達成しました。初号機は2023年に製造が完了し、2024年にオーストラリアに引き渡される予定です。
ノースロップ・グラマンの自律型高高度滞空型(HALE)無人システムのファミリーは、広範囲の情報収集・警戒監視・偵察及びターゲティング(ISR&T)という極めて重要な任務を担っています。今日、この24時間以上の長時間飛行が可能な自律型HALEシステムは世界中で運用されており、陸上及び洋上の不可欠なISR&T情報を収集し、迅速かつ十分な情報に基づく意思決定を可能としています。将来これらのシステムは、適切なスピードで情報提供を行うためにより少ない人員で必要不可欠な能力を発揮しつつ、より高度な自律性とAI/機械学習を実行して統合部隊を連接することになります。
ノースロップ・グラマンは、グローバル・セキュリティ及び人類にとっての新たな発見に活動の重点を置くテクノロジー企業です。時代を切り拓く弊社のソリューションは、顧客が米国及び同盟国と結びつき、発展し、自らを守るために必要な能力を提供しています。顧客の最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。