ボルダー(コロラド州) – 2023年10月19日 – ノースロップ・グラマン(NYSE: NOC)は米海軍情報戦センター(NIWC)パシフィックとの契約による「アジアにおける衛星通信地上中継基地(Relay Ground Station-Asia (RGS-A)」のクリティカル・デザイン・レビュー(CDR)を成功裡に完了させました。本契約は、既存及び将来のミサイル警戒衛星の運用をサポートするため、米宇宙軍の宇宙システムコマンドのためにNIWCが実施しました。
- このCDRによって、既存のミサイル警戒システムを改良し2025年にインストール(契約終了18ヶ月前)するノースロップ・グラマンの能力が確認されました。
- ノースロップ・グラマン社はL3Harrisテクノロジーズ社(NYSE: LHX)と協働し、CDRでそのデザインを実証しました。これは、基本デザイン・レビュー(PDR)の成功のわずか4ヶ月後に行われました。PDRも当初計画より早く完了しました。
- このCDRにおいて、サブシステムの様々なデザイン、検証・実証計画とその方法、グアムの展開地におけるシステム・インテグレーションの詳細が確認されました。

専門家のコメント:
ノースロップ ・グラマンのオペレーション開発部門ディレクターであるカルビン・ペナモンは次のように述べています。「当初計画よりも早くこのCDRを完了したことは、NIWCパシフィックによる喫緊のスケジュール上の必要性に迅速に対応できる、ノースロップ・グラマンのコミットメントと能力を示しています。我々は、太平洋地域において一層必要とされる能力をもって、既存のミサイル警戒コンステレーション・インフラであるSBIRS(Space-Based Infrared System)と次世代OPIR(Next Generation Overhead Persistent Infrared Polar)に革命的な変化をもたらそうとしています。」
プログラムの詳細:
RGS-Aは、米国のミサイル警戒システムにおける重要なコンポーネントです。これにより宇宙システムコマンドは、FORGEシステム(Future Operationally Resilient Ground Evolution)で既存のミサイル警戒システムの改良が可能となります。
FORGEアーキテクチャの基幹には、通信帯域と利用状態の変化に対応できる能力によって、既存及び新型の衛星コンステレーションをサポートできる地上中継基地の開発が含まれます。
ノースロップ・グラマンは、航空宇宙と防衛技術分野におけるグローバルなリーディングカンパニーです。時代を切り拓く弊社のソリューションは、カスタマーが世界と繋がり、また世界を守るために必要な能力を提供し、人類の探究の境界を広げています。カスタマーの最も困難な問題を解決するという共通の目的を原動力として、弊社の9万8千人の従業員は可能性の限界に日々挑戦しています。